素肌と同じ「弱酸性だから安心」
というフレーズをよく耳にしますね。
小さなお子さまにもって(-_-;)
私たちの肌は弱酸性ですが、
肌の常在菌を守りながら
汚れを落とす安全な石けんは
「弱アルカリ性」です。
弱アルカリ性の石けんを使ったら
すぐに肌がアルカリ性に傾くことはありません。
なぜなら、バリア機能が正常に働いている肌なら
石けん成分が肌内部まで入ることはなく、
洗い流した後には皮脂によって自然にまた弱酸性に戻るからです。
また、皮脂や皮膚の汚れを落とす意味では、
弱酸性より弱アルカリ性のほうがすぐれています。
素肌と同じ「弱酸性だから安心」と聞くと
「へー、そうなんだ~」と思いがちですが、
ボディソープやハンドソープには
必ず合成界面活性剤が使われていますから
そちらの方が心配です。
弱酸性であれ、弱アルカリ性であれ、
合成界面活性剤が使われていれば
肌バリアを壊し、肌を乾燥させ、
肌内部に合成成分が入り経皮毒となります。
体を洗うと乾燥するから
クリームやローションを塗る、
それが当たり前ではないのです。
石けんならバリアを壊さず汚れだけを落とし、
石けんに含まれる植物成分がうるおいを与え、
クリームやローションを塗らなくても
健康な肌を作ってくれますから。
肌の正常な機能を壊す合成成分に注意して、
「弱酸性だから安心」という固定概念は
もう捨ててしまってくださいね。