こんにちは!シャンティです。
>>界面活性剤の見極め方
>>防腐剤の見極め方
>>ミネラルオイルはミネラルたっぷり?!
化粧品を作るときの構成成分の見極め方をお伝えしていますが、
今日は色素と香料についてみていきたいと思います。
①界面活性剤(洗浄成分及びクリーム類の乳化)
②防腐剤(化粧品の保存期間を高める)
③油剤(クリームや乳液などのベースとなるオイル成分
④色素(メイク用品などに色をつける)
⑤香料(化粧品の香りを整える)
⑥溶剤(植物エキスを抽出する際の液体)
華やかでカラフルなアイシャドウや口紅などのメイク用品を見るとウキウキしますが、そのほとんどは石油から作られた合成の色素が使われています。
私も過去には何も考えずにメイク用品を選んでいましたので、
アイシャドーを塗っていたまぶたのアイホールの部分のくすみ、ほぼノーメイクで過ごしている今もなかなか消えません。
ヴィーガンコスメを使い始めてからずいぶん薄くはなりましたが、長年にわたって蓄積した色素沈着ですものね。
そう簡単には消えてくれません(;’∀’)
タール色素は色素沈着だけでなく、発がん性や奇形を引き起こす疑いもあるのです。
口紅などは、食事と一緒に体内に入ってしまいますから特に避けたいものです。
成分表に『赤色〇号』『青色〇号』というような色名+番号が記されているのを見たことがあると思います。
これらがタール色素の表記です。
オーガニックコスメで使われる色素には、
酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、グンジョウ、酸化クロム、カオリン
クチナシ、β-カロチン、ルチン、カカオ色素、シコン、紅花などがあります。
続いて香料です。
香料も石油から合成したもの、植物から芳香成分の一部を抽出したもの、天然の香料(エッセンシャルオイル)があります。
エッセンシャルオイルはアロマテラピーに使われるように、リラクゼーション効果、美肌や抗炎症などの良い効果が期待できます。
一方、石油から合成した香料は嗅覚を麻痺させる他、アトピーの原因やホルモンバランスの乱れを引き起こします。
香り成分は鼻腔から脳にダイレクトに入ることを考えると、かなり影響が及ぶことが想像できますよね。
ところが、香料は成分名まで表記する法的義務がないので、合成も天然もひっくるめて「香料」と書いても違法ではありません。
香害(香りによる公害)が社会問題にもなりつつある今、合成香料とわかるような表記を義務付けてほしいと思うのは私だけでしょうか。
満員電車や人込み、エレベータの中や飲食店など、避けようがない場所での他人の合成香料の匂い、
ホント何とかしてほしいです(ー_ー)!!
合成成分と天然成分の見極め方を数日にわたってご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
自然界にあるものは、1つの植物が保湿成分にもなり、紫外線防止効果もあったり、香料や防腐剤にもなったり・・・。
化粧品だけでなく、食べられたり、ハーブティのようにお茶にしていただけるものもあったり、
胃腸薬になったり、抗炎症剤にもなったり・・・そして最後は自然に還り、また循環していく。
自然界は私たちにすべて与えてくれている!
反対に、石油から合成して作られたものは、自然界にとってはやっぱり異物です。
私たち人間のエゴが作り出したものが、地球温暖化や水質汚染など、自然界に悪影響を及ぼしていることなどもトータルで考えたいですね。
今日もお読みくださりありがとうございます!