人間のカラダは本当によくできています。
有害なものが体内に入ってきても、
血液に乗って肝臓に運ばれ
肝臓さんが分解してくれるのだから。
細胞の中の小胞体というところで
有害物質を分解する酵素が作られるのだけど、
合成成分が体に入ると肝臓に変性が起き、
その酵素をつくる機能が低下してしまうそうです。
自然界にあるものなら
体内に入ってきても無害化したり
肝臓で分解して排出することができる。
ところが、合成成分が入ってきたときには
それを分解する酵素を作り出せないということ。
人工的につくられた不自然な成分に
対応するようにカラダはできていないのです。
日常的に合成成分が多く含まれるものを
使用し続け、体内に蓄積するとどうなるか、
想像がつきますよね。
最近は、石油由来の合成成分に変わり、
植物由来の合成成分が作られるようになりました。
「植物由来」=安心、やさしい、という
イメージを持たせるためでしょう。
しかし、植物由来と言えども
合成成分は、もともと自然界になかったもの。
石油由来のものよりマシかもしれませんが、
自然界で循環できる天然成分とは別物です。
たとえ植物由来であっても
化学合成した成分は、
体内で分解できずに蓄積し、
健康に悪影響を及ぼす危険性があります。
環境中においても
不自然な化合物は分解できません。
もともと自然界にあるものだけが、
ヒトにも地球にも負荷をかけず
循環させることができるのです。