誰が見ていようが見ていまいが、
時が来れば全力で咲き誇る。
花が咲き終えたら実がなり、種ができ、
鳥や虫や風が種を運び土に還る。
土や光、空気、他の生き物と共存し、
循環しながら力強く生きている植物たち。
私たち人間にもその自然の循環の中にあり、
自然界は様々なものを用意してくれています。
今のように化学が発達していない
太古の昔から、
人は栄養源として植物をいただき、
様々な植物の健康効果や美容効果に気づき
薬や化粧品にして恩恵を受けてきました。
美しい色の植物は染料となり、
よい香りの植物は癒しのエッセンスとなり、
可愛い花々はアクセサリーになり、
祈りのときの捧げものになる。
植物は私たちに寄り添い、
いつもその命を私たちに差し出してくれたのです。
使う人に合わせて最大限の力を発揮して。
オーガニックコスメに秘められているパワーを
私は知らなさすぎました。
化学的に作られた成分は、
たかだか1つや2つの働きしかしてくれません。
美白なら美白、シワならシワというように。
植物はそんな単純な働きにとどまりません。
1つの植物には数百もの成分が含まれているから、
その時々で必要な働きをすることができるのです。
自らを守るための抗菌、防腐作用はもちろんのこと、
乾燥した肌には潤いを貯え、
陽ざしが当たるときには紫外線から守り、
ストレス性の肌荒れなら心を穏やかにするようにと
あなたに合うように寄り添ってくれるのです。
これは、どんなに科学技術が発達しても、
未来永劫、真のオーガニックコスメにしかできないでしょう。