人体は小宇宙だから

先日のブログでお伝えしましたように、
合成界面活性剤による体へのダメージは深刻です。

なのに、化粧品、シャンプー、日用品など
生活のあらゆるところに合成界面活性剤があふれています。

とてもやっかいなのは、
私たちが使って流した合成界面活性剤入りの排水は、
分解されないまま川や海へと流れていくこと。

本来、海や川には、
そこに棲む魚や微生物が有機物質を摂取して
水をきれいにするという、
自然の浄化システムが備わっています。

ところが、「水と油を混ぜ合わせる」機能を持つ
合成界面活性剤が流されることで、
水の中の様々な生物が死滅してしまい、
自然浄化システムが機能しなくなってしまうのです。

「人体は小宇宙」とも言われるように、
合成界面活性剤によってダメージを受ける体と同じように
自然の力で分解できない物質は、
地球にも多大なる影響を及ぼすことに間違いありません。

マイクロプラスチックも海を汚し、
生物に影響を及ぼしていると言われていますが、
私たち人間が便利さのために作り出した不自然なものが
地球や地球に棲む生物にダメージを与え、
それが、回りまわって自分たちのところに返ってきます。

自然がもつ循環システムが滞りなく円滑であるよう
環境を守ることが人類の使命と言っても過言ではないと思うのです。

えらい大きなことのように思うかもしれませんが、
まず最初にやるべきことは、身の回りのものを選ぶとき、
「自然のルールに沿っているか」を意識することからだと思います。

CMのキャッチコピーにつられて買ってみたら、
合成成分たっぷりだった～ということを
私も何度もやっちゃってます😅
失敗しつつ、少しずつでも選択を変えていく意識を
持ち続けることが大事なんじゃないかなーと思っています。

山や海、木など神羅万象に神が宿るという考えが
日本人の魂には刻まれています。
「自然のルールに沿っているか」を意識する人が
増えていけば、ドミノ倒しのように
いっきに優しい社会に変われるような気がします。