「植物原料の化粧品」
であっても、気をつけたいものがあります。
それは、植物エキスを抽出する際、
石油系の溶剤を使っているもの。
よく使われる溶剤がBGやPGです。
成分表に「ラベンダーエキス」と書いてあっても
BGで抽出されたものもあれば、
醸造エタノールなど天然の溶剤で
抽出されたものもあります。
BGは防腐効果もあるので
大量生産に向いているのです。
また、全成分を見ても合成成分名はなく、
オーガニックコスメのように見えて、
実は私たちの知らないところで
合成成分が使われているというケースがあります。
それは「キャリーオーバー」と呼ばれるもの。
化粧品を製造する会社の多くは、
原料会社から元になる材料を仕入れ、
ブレンドして製品化します。
実はここに消費者にとってうれしくない
カラクリが潜んでいます。
化粧品を製造する会社が
製造過程において配合したものは
全ての成分が明記されますが、
仕入れた原料の中にパラベンなどの
合成成分が入っていても
製品には表示する義務はありません。
私たち消費者は、
成分表で判断するしかないというのに。
「合成成分不使用」と謳いながら
キャリーオーバー成分があるとしたら、
そのメーカーのモラルが問われますね。
自身の感覚を研ぎ澄まそう✨
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