こんにちは!ラウレアグリーンズのシャンティです。
日々Makoから届くドゥマゲティの様子。
Makoにとっては日常でも、私にとっては驚きや発見がいっぱいなので、今日も皆さまにシェアさせていただきます~(o^^o)
>ドゥマゲティからの便りvol.1
>ドゥマゲティからの便りvol.2
>ドゥマゲティからの便りvol.3
>ドゥマゲティからの便りvol.4
昨日も少し書きましたが、フィリピンでも工業化がどんどん進み、古い伝統や文化が失われつつあるようです。
そんなMakoの話を聞いていると、昭和初期の頃の日本に少し似ているのかなと感じました。
私が生まれた1962年頃は、貧しい日本から高度経済成長期に移行する直前くらいでしょうか。
まだ家電製品もそれほど普及していなくて、掃除機がなかったり、テレビがなかったり、お風呂がないお家も多かった。
私も母の腕にぶらさがるようにして星空をながめ、おしゃべりしながら銭湯に行っていたのを覚えています(*ˊᵕˋ*)
しばらくしてお風呂のある家に引っ越したものの、外から薪をくべて焚くようなお風呂。
今のようにボタン一つ押せば自動でお風呂が沸かせる時代がくるなんて、あの頃は想像もしていなかった!!
アイロンもフィリピンの焼き炭式ではなかったものの、鉄のかたまりのような、すごく重たいものでした。
シャンプーやリンスも今みたいにたくさん種類はなくて、ピンクとブルーのエメ●ンシャンプーしかなかった。←わかる人いるかなぁ?笑
そこからどんどん、あれよあれよと近代化が進み、モノがあふれていく時代の流れの中に育った私たち世代。
便利な世の中にはなったのだろうけど、失ってしまったものも多いと感じてる。
だけど、もう止められないし、後戻りできない。
そんなもどかしさを抱えているから、フィリピンの田舎の人たちの暮らしに見る手作りの道具を素晴らしいと感じ、近代化にやや切なさを感じるのでしょう。
今日のびっくり&感動の道具は・・・
直火のお手製オーブン!!
Makoいわく・・・
「 パン、焼きたては外はサクッ!中はふんわりで、今まで食べたことない優しい美味しさに悶絶しました!笑笑」だそうヾ(≧▽≦)ノ
あぁ~、直火焼きパン・・・食べてみたい!!
こんな道具が作れることがスゴイと思う!!
こちらは、和ローチョコを作るためにカカオを探し求めたMakoが見つけたもの。
硬いカカオの実を割ってこれで細かい粉にまでする道具!!
ヒトは生きるために必要な道具をつくり、生活を営んできたんだなぁ~と思うととても感慨深いです(*˘︶˘*)
それと同時に、現代社会を生きる私たちは生きる力が脆弱だなと思います。
無から有を生み出す知恵が失われている・・・
だから、あれがないと生きていけない、これがないと生きていけないみたいにモノに執着してしまう。
だから、いつか何かのときのためにとお金をため込んでおかないと不安になる。
本当は自然界にあるものだけで生きてこれたはずなのに。
こういう異文化を見せていただくことで、日常では気づかないことに気づかせてくれますね。
Mako:この道具でカカオ砕いてカカオの粉にしたはんねん。凄いと思わへん?超貴重なカカオや
Mako:おばちゃん、凄いわ〜〜、て、私より若いかもしれんけど。笑
私:たぶんね笑
わたしら、もう出来上がったものしか知らんから、何かあった時に無力・・・この人たちの方が生きるチカラがあるよね。Makoさんもwww
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フィリピンも近代化が進むにつれ、こうして生きる人たちが虐げられていきます。
この人たちが持つ素晴らしい技術も、家族や周りの人々と助け合って生きる人間的やさしさも価値のないもののように。
ここで生み出されるモノが安く買いたたかれ、この人たちの生活は困窮していく。
Makoは、このようにして現地の人とつながり、文化に触れ、そういうものを失ってきた日本人だからこそわかる、その技術や暮らしぶりがいかに素晴らしいかを伝えます。
そして、この人たちが受け継いだ技術や文化をなくさず経済的に自立し、誇りを持って生きてほしいから、協働していく道を模索します。
この方たちも嬉しい♪私たちも嬉しい♪
嬉しい気持ちの中で生まれたモノは、嬉しい循環を生んでくれるに違いないから!
Makoのモノづくり、在り方の原点はここにあるんだ!と感じています。
ドゥマゲティに行ったことのない私も、Makoのおかげでいろんな体験を共有させてもらっています。
ここに集う皆さまも、ご一緒にいろんな体験を楽しみましょう♪
今日もお読みくださりありがとうございます!